特に悩みやすいのが、
「モダンでスタイリッシュな庭にするか、それとも植物をたくさん使ったナチュラルな庭にするか」
という問題です。
モダンな庭は、直線的なデザインやシンプルな素材を使うことで、ホテルやリゾートのような洗練された雰囲気をつくることができます。
一方、植栽を多く取り入れたナチュラルな庭は、季節感や生命感があり、時間が経つほど自然な魅力が増していきます。
我が家では、この2つを完全にどちらかへ寄せるのではなく、
「構造は人工的に、植栽はナチュラルに」
という方向を目指すことにしました。
モダンな庭の特徴は「人工的な直線」
モダンな庭を考えるうえで、非常に重要だと感じたのが直線です。例えば、
- 直線的なアプローチ
- 四角形のタイル
- 直線的な花壇
- スクエア型の植栽スペース
- 余白を大きく取ったレイアウト
- 色数を抑えた外構
植物そのものは自然な存在ですが、その植物を配置する「フレーム」を人工的な直線でつくることで、庭全体に統一感が生まれます。
特に大判タイルなどのスクエアな素材を使うと、庭に建築的な印象を加えることができます。
これは一般的な「自然風の庭」とはかなり違う考え方です。
自然風の庭では、石や植物をあえてランダムに配置したり、曲線を取り入れたりすることがあります。
それに対してモダンな庭では、
「自然をそのまま再現する」のではなく、「自然を人工的な空間の中に配置する」
という考え方ができます。
植栽は多め。でも「自然そのもの」にはしない
我が家の場合、モダンな庭を目指しているからといって、植物を減らしたいわけではありません。むしろ、
植栽は比較的多めにしたい
と考えています。
ここが少し難しいところです。
植物を大量に植えると、どうしてもナチュラルガーデンや雑木の庭の雰囲気が強くなります。
一方で植物を減らしすぎると、
「タイルとコンクリートだけの無機質な庭」
になってしまいます。
そこで重要になるのが、
人工的な部分と自然な部分の役割を分けること
です。
例えば、
人工的に見せる部分
- タイル
- アプローチ
- 花壇のライン
- 建物
- フェンス
- 砂利の境界

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自然に見せる部分
- 樹木
- 下草
- 石
- グランドカバー
- 季節の植物
「直線+自然な植栽」は意外と相性がいい
最初は、「モダンな庭なら植栽を少なくしたほうがいいのでは?」
とも考えていました。
しかし実際に庭をつくってみると、必ずしもそうではありません。
むしろ、人工的な直線と自然な植栽を組み合わせることで、お互いの良さが際立つことがあります。
例えば、真っ直ぐなタイルのラインの横に植物を配置すると、植物の枝葉の柔らかな形が強調されます。
逆に、植物が多くても、その周囲に直線的なタイルや花壇があることで、庭全体が雑然として見えにくくなります。
つまり、
「自然を増やすほど、人工的なラインも重要になる」
ということです。
ナチュラルガーデンに寄せすぎると起こること
植物が好きな人なら、一度は経験するのが、「空いている場所にもう一株植えたくなる」
という問題です。
最初は、
「ここが少し寂しいから植えよう」
と考えます。
そして数年後には植物が成長し、
- 通路が狭くなる
- 庭が暗くなる
- 樹木同士が干渉する
- 手入れする場所が増える
- 庭全体が雑然として見える
特に家づくりの段階では、植えたばかりの植物は小さいため、
「少し物足りないくらい」が実はちょうどいい
場合があります。
植物は成長するからです。
モダンな庭では「余白」もデザイン
モダンな庭をつくる場合、植栽そのものと同じくらい大切なのが余白です。庭に何もない場所があると、
「ここにも何か植えたほうがいいかな?」
と思ってしまいます。
しかし、その空間があることで、
- 樹木が目立つ
- タイルがきれいに見える
- 建物が引き立つ
- 庭が広く感じられる
- 視線が抜ける
特に我が家では、庭から見える景色そのものを大切にしています。
庭を植物で埋め尽くしてしまうと、せっかくの景色が植物に埋もれてしまいます。
そのため、
「何を植えるか」だけでなく「何を植えないか」
も重要だと考えています。
「モダン=無機質」ではない
モダンな庭というと、「コンクリート」
「タイル」
「直線」
「少ない植栽」
というイメージを持つ人も多いと思います。
しかし、モダンな庭だからといって、必ずしも無機質にする必要はありません。
むしろ、
石・木・植物などの自然素材を組み合わせることで、モダンでありながら温かみのある庭
をつくることができます。
我が家でも、人工的な直線をベースにしながら、植物や石を加えることで、完全な無機質にはならないようにしています。
「ホテルライク」と「自然な庭」の中間を目指す
我が家が目指しているのは、いわゆる「完璧なホテルライク外構」でもありません。かといって、植物を自由に配置した完全なナチュラルガーデンでもありません。
イメージとしては、
ホテルやリゾートのような建築的な美しさに、自然な植栽を組み合わせた庭
写真は、リビングからのDIYで作成中の庭の眺めです。言い換えるなら、
「人工的な骨格の中に、自然を入れる庭」です。
直線的なタイルや外構によって庭の骨格をつくり、その中に樹木や草花を配置する。
そうすることで、
「整っているけれど、整いすぎていない」
庭を目指しています。
DIYで庭をつくるなら「一気に完成させない」
庭づくりをDIYで行う場合、個人的にはこれも非常に重要だと思っています。最初から完成形を作りすぎないこと。
植物は時間とともに変化します。
植えた直後は小さくても、数年後には大きくなります。
そのため、
- まず庭の骨格をつくる
- タイルやアプローチを整える
- 大きな樹木を配置する
- 数か月~数年様子を見る
- 足りない場所だけ植栽を追加する
特にDIYでは、
「植える」ことより「減らす・空けておく」ことのほうが難しい
と感じます。
モダンな庭づくりで意識したい5つのポイント
最後に、我が家の庭づくりを通して感じたポイントをまとめます。① 庭の骨格は直線でつくる
タイル、アプローチ、花壇などのラインを揃えることで、庭全体が引き締まります。② 植栽は自然な形を活かす
植物まで人工的に刈り込みすぎるのではなく、枝葉の自然な形を楽しみます。③ 植えすぎない
植物は成長するので、完成直後の物足りなさを恐れないことが重要です。④ 余白を残す
何もない場所も庭の一部として考えます。⑤ 家から見た景色を基準にする
庭に立ったときだけでなく、リビングやダイニングから見たときにどう見えるかを考えます。まとめ|モダンな庭とナチュラルな庭は両立できる
モダンな庭とナチュラルな庭は、一見すると正反対のように感じます。しかし実際には、
「人工的な直線」と「自然な植栽」
を組み合わせることで、両方の良さを取り入れることができます。
我が家が目指しているのは、
直線的で人工的な庭の骨格 × 植栽の自然な生命感 × 余白
という組み合わせです。
植物をたくさん植えながらも、庭全体はスッキリと見せる。
そして、年月が経つにつれて植物が成長し、少しずつ表情が変わっていく。
そんな、
「完成させすぎないモダンな庭」
を目指して、これからも少しずつ庭を改良していきたいと思います。
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